b-ex journal 編集部
2025/10/30
「髪が硬くてうまくスタイリングできない」
「パーマがすぐに取れてしまった」
「髪がゴワついて広がってしまう」
など、硬く扱いにくい髪にお悩みの方も多いのではないでしょうか。
実は、髪の硬さは生まれつきの髪質だけでなく、ヘアカラーやパーマによるダメージ、乾燥、日々のケア方法が影響しています。
毎日のシャンプーやトリートメント、サロンでの集中ケアを工夫することで、硬い髪もサラサラで柔らかい質感へと近づけることができます。
この記事では、髪を柔らかくする方法をホームケアとサロンケアの両面から解説します。さらに、髪を柔らかくするおすすめアイテムもご紹介しますので、硬い髪にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
髪が硬い・ゴワつくと感じるのには、いくつかの原因があります。自分の髪の状態に当てはめながらチェックしてみましょう。
髪の硬さは遺伝的な要素も大きく、太くて硬い髪質の方は、どうしてもゴワつきを感じやすい傾向があります。
髪はメデュラ、コルテックス、キューティクルの3層構造で成り立っています。
太くて硬い髪質の方は、細く柔らかい髪質の方に比べて、この3層が厚く密度が高いのが特徴です。
生まれつきの髪質そのものを変えるのは難しいですが、ケアの工夫によって柔らかく見せたり、さわり心地を改善したりすることは可能です。
ヘアカラーやパーマは薬剤の力でキューティクルを開き、髪の内部構造を変化させます。施術によって髪内部のタンパク質や水分が流出するため、髪の質感が変わり、硬く感じることがあります。
また、キューティクルが傷むことで手ざわりもザラつきやすくなります。
毎日のドライヤーやヘアアイロンで高温の熱を当て続けると、髪はタンパク質変性を起こします。
タンパク質変性とは、生卵を加熱すると白身が固まるように、熱でタンパク質の構造が変化することです。髪の主成分もタンパク質（ケラチン）でできているので、過度な熱によって内部のタンパク質が硬化し、しなやかさを失ってしまうのです。
さらに熱ダメージは髪内部の水分を急激に蒸発させるため、乾燥やパサつきも悪化。結果的に髪が硬くゴワつき、扱いにくくなります。
髪は水分と油分のバランスでしなやかさを保っています。紫外線やエアコンの風、シャンプーのしすぎなどによって乾燥が進むと、髪がパサつき硬さを感じやすくなります。
特に髪を長時間濡れたままにすると、開いたキューティクルから髪内部のうるおいが逃げやすくなり、ゴワつきの原因になります。
髪の質感は、健康状態や生活習慣も大きく影響します。睡眠不足や栄養バランスの偏った食事、ストレスの蓄積は、髪の成長に必要な栄養が十分に行き渡らなくなる原因に。
その結果、髪が乾燥しやすくなり、ツヤや柔らかさが失われて硬くなることがあります。
毎日のケアを工夫することで、髪の質感や扱いやすさは大きく変わります。ここでは、髪を柔らかくするためのホームケアのポイントをご紹介します。
髪を柔らかくしたいときは、洗浄力の強いシャンプーよりもアミノ酸系洗浄成分を使ったシャンプーを選びましょう。マイルドに洗い上げながら、髪に必要な水分や油分を残してくれます。
さらに、ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分配合のシャンプーなら、髪の内部までうるおいを補給でき、しっとり柔らかい質感へと近づけます。
一般的な市販シャンプーは洗浄力の強いものが多いので、できるだけ髪と頭皮にやさしいサロンシャンプーの使用がおすすめです。
DeepLayer EXTRA VELVETYは、熱によるダメージで硬くなった髪におすすめのシャンプー＆トリートメントです。
ふんわりやわらかい泡で髪を包み込みながら、摩擦を防いで補修成分や保湿成分を髪の奥まで届けます。さらに、熱ダメージ専用の「ディープヒートリペア処方」が熱によって変性した内部のタンパク質を整え、本来のすこやかでやわらかい状態へと導きます。
髪の柔らかさを保つには、しっとりタイプのインバストリートメントや週1〜2回のヘアマスクが効果的。ダメージで硬くなった髪を内側から補修し、手ざわりをなめらかに整えてくれます。
特にケラチン、セラミド、CMC（細胞間脂質）などが配合されたトリートメントは、髪の柔らかさをキープするのにおすすめです。
ハニーチェ クリーミーハニー ヘアマスクは生ハチミツ※1と生クリーム成分※2が髪を包み込み、超うるうるな髪へ導く、こっくり濃蜜なヘアマスク。
ハチミツ由来のダメージケア&予防成分がハイダメージ毛を徹底補修するとともに新たな髪ダメージを予防し、毛先までまとまり続くうるツヤ髪へ導きます。
※１ハチミツ（保湿）、※２乳脂（保湿）
お風呂上がりにタオルドライした後は、必ず洗い流さないトリートメントをつけましょう。乾燥を防ぎ柔らかな質感に仕上げるには、ヘアミルクの使用がおすすめ。
広がりやボリュームが気になる方は、ヘアミルクとヘアオイルのW使いも効果的です。
▼ヘアミルクの使い方はこちらもチェック！
ロレッタ エメ ナイトトリートメントは寝ている間にじっくり浸透する美容液成分配合のトリートメント。うねりや広がりを抑え、翌朝までしっとりまとまります。オイルが苦手な方にもおすすめです。
ドライヤーの熱を直接当てすぎると、髪が乾燥して硬くなる原因に。
この3ステップを意識するだけで、髪の柔らかさをキープしやすくなります。
▼ドライヤーの使い方が気になった方はこちらもチェック！
自宅でのホームケアに加えて、美容室でのスペシャルケアを取り入れると、柔らかい質感が長持ちし、より扱いやすい髪に仕上がります。ここではおすすめのサロンケアをご紹介します。
美容室のトリートメントは、髪の内部まで有効成分をしっかり浸透させるため、ホームケアでは届きにくい深部のダメージを補修できます。
特にダメージによって硬くなった髪には、タンパク質や水分を補い、質感をなめらかに整えるトリートメントがおすすめです。美容師さんと相談しながら、髪質やダメージレベルに合わせたトリートメントを選びましょう。
ディープレイヤー システムトリートメントは、髪の内部に補修成分を浸透させ、しっかりコーティングして保湿する5ステップのシステムトリートメント。
目指したのは、圧倒的まとまりと手ざわりの良さ。施術内容や髪質、ダメージ度合いで4パターンにもアレンジできる万能型本格派トリートメントです。
▼サロントリートメントが気になった方はこちらもチェック！
美容室では、カラー施術の前に前処理剤を使用することで、薬剤によるダメージを軽減することができます。髪を薬剤の刺激から守るだけでなく、浸透を均一にすることで仕上がりの色持ちやツヤ感もアップします。
ヘアカラーによるダメージや硬さが気になる方は、一度美容師さんに相談してみましょう。
髪を柔らかくするには、外側からのケアだけでなく、日々の生活習慣も大切です。内側から整えることで、よりしなやかで健康的な髪に近づけます。
髪はおもにタンパク質からできているため、肉・魚・大豆製品・卵など良質なタンパク質を積極的に摂りましょう。さらに、髪の成長やダメージの修復をサポートするビタミンB群、亜鉛、鉄分などの栄養素も意識すると効果的です。
すこやかな髪を育むには良質な睡眠が欠かせません。成長ホルモンが多く分泌される22時〜2時のゴールデンタイムにしっかり眠ることで、髪の修復力が高まります。
血流が滞ると、髪に必要な栄養が届きにくくなります。ウォーキングやストレッチなど軽めの運動を取り入れ、頭皮や毛根への栄養供給をサポートしましょう。
強いストレスは自律神経やホルモンバランスを乱し、髪の成長サイクルにも悪影響を及ぼします。リラックスできる時間を持ち、心身のケアも意識しましょう。
髪を柔らかくするためには、毎日のヘアケアと健康的な生活が欠かせません。一つひとつは小さな積み重ねでも、続けることで少しずつ手ざわりや見た目が変化し、柔らかく扱いやすい髪へと近づいていきます。
もし、自分に合うシャンプーやトリートメント選びに迷ったときは、担当の美容師さんに相談してみてください。ホームケアとサロンケアを上手に取り入れて、美しく柔らかい髪を目指しましょう。
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