女子率が高い職場に男子が転職したら。 その①
10/1 副都心線、西早稲田駅。
俺は輿石隼人。
今日からモルトベーネの広報室で働くべくやってきた。
モルトベーネの面接で会った花岡さんは本当にイケメンだった。
彼が「うちは女子が多いしみんないい子ですよ。」
といっていた。今日は大人のカジュアルで決めたし。きっとみんな笑顔で受け入れてくれるに違いない!
き。
緊張する・・・!
ええい!いったれ!!
電話の女性「はい、こちらモルトベーネ人事になります。」
俺「おっおはようございます。ほ、、、本日からお世話になります。輿石です。」
電話の女性「承知いたしました。少々お待ちください。」
面談のときは男性だったけど、今日は女性が対応してくれるんだな。
あ、やばい、ちょっとどきどきしてきた。
きぃ・・・
「人事の竹下です」
えっつ!?なんか、いきなり怖い。
俺「こっこしいしふぇす!」
やばい、噛んだ。
竹下「・・・」
そうだ、俺上がり性だったんだ。きっとさっきの電話があんまりにおどおどしてたから、
不振がられているに違いない。
大体30過ぎておどおどしてたらだめだ!
俺「本日からお世話になります、輿石と申します。これからよろしくお願いいたします。」
竹下「そうなんですね。失礼しました。人事の竹下です。これからよろしくお願いいたします!」
ふう、、これで一安心だ。
竹下さんは優しいいい子だった。
竹下「輿石さんの席は10Fになります。女性が多い華やかな部署ですよ。」
俺「ありがとうございます!」
さあ、ここからは一人だ。
ガチャ。
俺「おはようございます。今日からお世話になります。WEBチームの輿石です。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!???
この喧嘩番長みたいな人はもしや!
モルトベーネのWEBサイトを管理しているという中尾さん!
中尾「君が輿石君?」
俺「はっはい・・・。」
やばい!
こっ
こっ
怖いんですけどーーー!!!!
次回に続く。
撮影 モルトベーネ広報室 中尾 坂口
文章・ディレクション モルトベーネ広報室 中尾