

新井 誠
2025/02/11
成田で美容師をしている新井誠です。
染めたヘアカラーが色落ちするのはどうして?
色落ちを防ぐ対策を知りたい
染めたカラーがすぐに色落ちしてしまって悩んでいませんか?
染めた髪色を長持ちさせるには、色落ちする原因を知り、対策することが大切です。
本記事では、染めた髪色が落ちてしまう原因と、それを防ぐ対策を解説します。
色落ちが目立ちにくい、あるいは色落ちしてもきれいな色味が続くカラーも紹介しますので、気になる人は最後まで読んでみてください。

色落ちした髪をそのままにしておくと、切れ毛や枝毛の原因になります。
理由は、色落ちした髪はキューティクルが開いたままになってしまう可能性があるためです。
ヘアカラー剤の染料が、開いたキューティクルから一緒に流れてしまうため、髪の色落ちは起こります。
同時に、髪内部のタンパク質や脂質も流出することがあるので、髪がもろくなり、耐久性が低下するのです。
ヘアカラー後は、キューティクルが開かないようヘアケアを継続しましょう。
色素はもちろん、髪の内部成分が流出するのを防ぐことが大切です。

ヘアカラー後にせっかく入れた色が落ちてしまう原因をまとめると、以下の3つです。
ヘアカラー剤を入れた髪のキューティクルが開くことで色落ちしてしまいます。
具体的な対策については「髪の色落ちを防ぐ方法3選」まで読み進めてみてください。
シャンプーの洗浄力が強いと、髪に定着したはずの染料が早く抜けてしまいます。
特に石けんやラウリル硫酸Naなどは、洗浄力が強く、染料が汚れと一緒に流れ落ちます。
朝と寝る前のように1日に複数回シャンプーしている場合は、より色落ちしやすくなりますので、シャンプー選びに注意しましょう。
紫外線やドライヤーの熱でダメージを受けると、髪のキューティクルが開き、色素を流出しやすくなります。
ダメージによって髪の水分が奪われると、カラーした髪もきれいに見えなくなるので、ダメージケアを続けることが大切です。
特に、ヘアカラーやブリーチをしている場合、もともと持っていたメラニン色素の量が減っています。
メラニン色素は紫外線から守ってくれる役割があるため、ヘアカラー後の髪は紫外線のダメージを受けやすい状態です。
夏場や仕事で屋外にいることが多い人は、一層注意しましょう。
ヘアカラーをした髪は、施術によるダメージを受けています。
ヘアカラーやブリーチは、一度髪のキューティクルを開いて染料を入れる施術。
施術後はキューティクルが開きやすい状態になっているので、開かない対策が必要です。
色落ちさせないために、自宅でもダメージケアを継続し、きれいな髪をキープしましょう。

髪の色落ちを防ぐ方法として、以下の3つがあります。
髪が色落ちする原因を把握して、きれいな色が長持ちするよう対策してくださいね!
洗浄力がマイルドなシャンプーを使い、汚れは落としつつ染料は落ちないようにしましょう。
洗浄力がマイルドなシャンプーの特徴として、以下のようなものがあります。
おすすめは「スロウ カラーシャンプー アッシュ」です。
抜けやすい寒色系の染料を補いながら赤みを抑えられる優れもので、染めたての色をキープできます。
▼長持ちさせるためにヘアカラー後のシャンプーのタイミングを以下の記事で確認してみてください。
外出時は帽子をかぶったりUVカットスプレーを使用したりして、紫外線対策を心がけましょう。
また、ドライヤーやアイロンを使う際にヒートプロテクトスプレーを使うなどで、髪への熱ダメージを防ぐことも重要です。
ヘアカラー後の髪はダメージを受けやすい状態になっています。
紫外線や熱にはより注意しましょう。
▼髪の紫外線対策について詳しく知りたい人はこちらもチェック!
髪の水分を保持し、キューティクルを閉じておくために、洗い流さないトリートメントやヘアオイルを活用しましょう。
水分が不足している髪はダメージが蓄積しやすく、染料が流れ出やすくなる原因になります。
おすすめは「ロレッタ エメ ナイトトリートメント」です。
お風呂あがりに使用すると、寝ている間にじっくり浸透し、うねりや広がりを抑えられます。
▼ヘアミルクの使い方について詳しく知りたい人はこちらもチェック!

ヘアカラーは色落ちするスピードを遅らせることはできますが、全く色落ちさせないことはむずかしいです。
そこで、色落ちしにくいカラー、あるいは色落ちしてもきれいなカラー3つを紹介します。
なるべく色落ちも楽しめるカラーを選んで、おしゃれなスタイルを長持ちさせましょう!
ブラウン系はもとの髪の色に近いため、色落ちが目立ちにくいです。
『プリン』になりづらいので、頻繁に染め直せない人にもおすすめ!
暗めの色にすればより変化も小さく、オフィスや学校などシーンを選ばずフィットします。
ダークグレーやダークネイビーなどの暗めの色は、色素が濃いため色落ちがゆるやかです。
落ちた後もくすみ感が残り、ナチュラルな仕上がりになります。
地毛に近い色味なので、髪が伸びてきても根元が目立ちにくいのも特長です。
レッドやオレンジは赤系の色素が多い日本人の髪になじみやすく、色持ちが良い傾向にあります。
色落ちしても、コーラル系やウォームベージュになり、きれいな色味が続きやすいです。
スタイルにアクセントが欲しい人は、まずレッドやオレンジ系を試してみると良いでしょう。

ヘアカラーの色落ちは避けては通れません。
しかし、適切にケアすることで、色持ちをよくすることができます。
どんなケアをすれば良いのか知りたい人は「髪の色落ちを防ぐ方法3選」をもう一度振り返ってみてください。
色落ちするスピードを遅らせ、美容院で染めた色をできるだけ長持ちさせて理想のスタイルを楽しみましょう!

Wiz 公津の杜店
新井 誠
