高雄篤史
2018/07/27
こんにちは。
浦和でTHROWを活用してお客様オリジナルのカラーを提案してます。高雄です!
今日は手荒れについてのおはなし。
僕個人は比較的皮膚も強い方で手荒れもなく16年美容師をしてきました。
しかし…
最近はシャンプーをする時もシャンプー専用のグローブを着けています。
16年目にして手荒れをし始めたのです。
素手でカラーやパーマの付け巻きなども当たり前。
有難い事に手荒れに悩む事もなくここまでやってきました。
最近では…
シャンプー中も、もちろん素手でやってきたのでグローブを着けてやるシャンプーも慣れない中気をつかいます。
■温度も感じない。
■カラー後のヌメリがあるかないかが分かりにくい。
■力加減も分からない?
今迄の全ての感覚がリセットした様な感じです。
独立して2年経ちましたが、マンツーマンスタイルでやる体制なので積極的にお客様にシャンプーをしています。
でも以前働いていた会社の事をふと思い返します。
以前働いていた会社は大型店舗でほとんどシャンプーはアシスタントの子達がしてくれていました。
手荒れが酷く、いつも絆創膏を貼ってシャンプーは必ずグローブ…
仕事だから仕方ないし、本人も
「手荒れが原因で遠慮されたくない」
と言っていた。
でも…
自分も徐々に手荒れをする様になって彼女の気持ちが本当の意味で分かる気がします。
スタッフの多い大型店舗だと分業制になっており、スタイリストはカットと仕上げ。
アシスタントのみんなはシャンプーやカラー塗布が主に担当してくれていました。
手荒れしているスタッフも仕方ない。やるしかない。と絆創膏を貼ってシャンプーを頑張ってくれていました。
中には手荒れが酷くて、皮膚が弱いし、しかもゴムアレルギー。
なのでプラスチック制のグローブじゃないといけない人もいます。
でもシャンプーする時にはキュッと締め付けてくれるゴムじゃないと水が中に入ってしまう。
ちんたらしてたら先輩に怒られたり、お客様をお待たせし過ぎないようにしないと…
手荒れしやすい美容師さんは色々と気を使うんです。
手荒れは何より手が痒くなるのが辛いのです。
起きている時も癖で
「ボリボリ…」
とかいてしまう癖がついてしまう。
辛いのは寝ている最中。
起きると布団やシーツや服に血まみれになっていた…
そんな事もよく耳にします。
はっきり言って僕の手荒れはまだまだ序の口だし、指も曲げれないくらい手荒れをしている方もいらっしゃいます。
もちろん手荒れしているから仕事が出来ないというのも難しいのも分かっているし、甘やかしてあげれないかもしれません。
本人も手荒れが理由で甘やかされたくない。
でも思うのです。
手荒れが酷くても当たり前として接してませんか?という事。
声をかけてあげれていたのか?
変われる部分は自分でシャンプーしたりと変わってあげれているのか?
甘えではなく、きちんと治療してあげないといけない部分を周りでフォローやカバーをしてあげれていたのか?
アシスタントの時…思い返すとろくな食生活が出来ていなかったなあ…
食事が身体を作る事もきちんと話せていたのかな…
など当時を振り返ってみたりしました。
今は少人数制でお店を構えていますが、当時の自分はどこまで配慮してあげれていたんだろうと思い返すと全然出来ていなかった。
もしこの記事を見たスタイリストさんがいたら、どうかやってあげれる事があれば深い理解をしてあげて欲しいと思います。
もちろん仕事の流れ的に難しい部分もあるとは思います。
でも昔のままではいけないのでは?と思いますし、皆で一緒にカバーしていく部分も必要なのかなと個人的には思います。
僕ら美容師が扱っているのは【薬剤】。
お客様の髪や頭皮につけている事。
毎日それを美容師として肌に触れて使用している事。
決して当たり前にしてはいけない…改めてそう思いました。
答えに何もなっていませんが、改めて考えるきっかけになればと思います。
ではまたー
高雄
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