藤田 和彦
2017/04/25
透明感のあるヘアカラーに憧れるけれど、学校や職場によって髪色について厳しいルールがあって自由にできなかったり、ブリーチには抵抗があったりする方も少なくないですよね。
大丈夫です、アッシュカラーならブリーチなしでも黒髪でも透明感のある髪色をつくれます!
人気のアッシュグレージュやミルクティーベージュなどブリーチなしでも楽しめるアッシュ系ヘアカラーをレベル別にご紹介します。
まずは、ブリーチなしの髪色がどのような状態なのかを解説します。
「ブリーチしてなければ、ただの真っ黒でしょ?」と思われるかもしれませんが、実は違うんです。詳しくご説明しますね。
僕たち美容師はさも当たり前のように使っている言葉なのですが、一般の方は意外と「レベル」のことを知らない方も多いはず。
髪色の明るさを示す単位として使用されるのが「レベル」です。ほとんどのメーカーが1レベル~20レベルの範囲で髪の明るさを定めています。レベル1が一番暗く、数字が大きくなるほど明るくなります。
レベルを調べるためには、このような「カラースケール」を使います。
意外と知らない方が多いのですが、日本人の染めてない黒髪はだいたい4〜6レベルです。
黒髪だから1レベル、ではないんですね。もう1レベルともなると青光りするレベルなので。
よく、染めてもないのに髪色が茶色いなんて方がいますよね?そういった方はもともと6レベルくらいの明るさがあります。
ブリーチなしで明るくできる限界の領域は12~14レベル程度です。一般的に「ハイトーン」と呼ばれる明るさですね。
ぱっと見の印象としても間違いなく「あー、あの髪明るい人」と認識される事かと。黒髪で上京した大学生が久々帰省してこの明るさだと、ご家族もさぞ驚かれる事かと思いますね。
ですので、「ブリーチなし」とは12~14レベル、もしくはそれよりも暗い髪色の状態をさすことになります。
これなら髪色に厳しい職場でも問題なしです。
最近人気のブルージュ。
光に透けるとブルーがかった色味が特徴のアッシュブルージュ。
暗めに濃厚なブルーを入れる事で、奥ゆかしい大人の女性を演出できます。
色持ちがよく、色落ちした後も綺麗なアッシュになります。
ブリーチなしでもここまでのアッシュグレーになります。
赤みを極力抑えたヘアカラーなので、透明感は抜群です。
外ハネ部分の透け感は特に綺麗で、流行りの切りっぱなしボブとの相性もいいですね。
ブリーチなしでもここまでの透明感がでます。
もともと赤みが強い髪質でしたが、3回ほど染めるとここまでのクオリティに。
巻き髪との相性も抜群です。
ダークトーンのアッシュは大人の女性に人気のヘアカラー。
ツヤ感がでやすく、根元の伸びも気にならない事から、妊婦さんにも人気のヘアカラー。
なかなか美容室に来られない方にオススメの髪色です。
7レベルくらいの明るさなので、髪色に厳しいオフィスでもこれなら大丈夫ですね。
【妊婦さんに読んでほしい記事】
7レベルのダークブルージュはほぼ黒髪に近い明るさですが、もともとそうであったかのような色合いが人気のヘアカラーです。
暗めでもしっかりとアッシュを感じる事ができます。
外国人風の自然なアッシュ。こちらもブリーチなしで。
品の良さ抜群です。
なんとも言えない絶妙な色合いです。
室内だと染めてるのか気付かれないレベルの髪色です。
外や、白昼色の電気の下で色味を感じる明るさです。
【7レベル】くらいの明るさは、僕個人的にはかなりオススメのカラーですね。
大人っぽい黒髪の中に”その人らしさ”みたいなものがエッセンスとしていれられるので。
一見、普通の黒髪のようにみえるけど、よくみるとその人の個性を感じる色。
【さりげなくオシャレ】がキーワードとなる【7レベル】にもぜひトライしてみてください。
もちろん髪色規定に厳しいOLさんでも全く問題の無い、一歩先いく上質カラーです。
8レベル以上の髪の明るさになってくると、室内にいても「あ、染めたんだね!」と認識できるレベルの明るさになってきます。
【ミディアムトーン】などと呼ばれる明度領域で、しっかりとその色味を感じることができます。
先ほどの【ダークトーン】とは違い、もっと色濃く個性を発揮できるカラーが楽しめます。
ミディアムトーンになってくると、髪色規定に厳しい職場だとNGをくらうことも出てくるかと思います。
一般的に7レベル、もしくは8レベルまでを髪色の明るさの上限とされている企業が多いようです。
ハイライトとローライトをいれたオシャレなヘアカラー。
普通のカラーに飽きてきた方にオススメのカラーです。
見る角度によって様々なニュアンスに変化するのも特徴。
女子力高めのミディアムスタイル。
やわらかい質感のアッシュは女の子らしさのでる愛されカラー。
ふんわり前髪が可愛いヘアスタイル。
前髪は軽く流してあげるといいですね。
巻き髪との相性もいいアッシュベージュ。
巻く事で髪の毛に束感がでて、光に透けやすくなります。
大人可愛い雰囲気がでるヘアスタイルに、落ち着いたアッシュ系のカラーがとても合いますね。
色味のあるピンク系メイクなどに合う暗めのアッシュグレー。
また色白さんにもよく合う髪色です。
メイク映えする暗めのカラーは色持ちもよく人気のヘアカラーとなります。
透け感、抜け感もあるので、暗くても重く見えないのもいいですね。
透明感抜群です。
まだまだ人気のグラデーションカラー。
グラデーションカラーとは、毛先にかけて明るくなる染め方の事。
グラデーションカラーとアッシュグレーの相性もよく、とても人気な外国人風カラーです。
根元の伸びも気にならないのも◎
やはり、アッシュといえばロングですね。
髪の面積が多くなるので、ヘアカラーを最大限に楽しむ事ができます。
見る角度によって色のでかたが変わるので、立体感がとても綺麗にでやすくなります。
もちろん巻き髪にもとても合いますね。
くすみを出して外国人風に。
アッシュベージュをベースにハイライトをいれた今トレンドのヘアカラー。
ハイライトを入れる事で立体感がでて、より外国人風の仕上がりとなります。
顔まわりにローライトを少しいれたあげても、小顔効果がでてオススメです。
巻き髪との相性もよくミディアム〜ロングヘアの方にとてもオススメのヘアカラーです。
高いレベルほど透明感が増して綺麗な色合いに。
少し明るめのアッシュで染めたフォギーベージュ。
ローライトを少し入れる事で立体感がでます。
髪の毛が柔らかく見えるので、硬い髪質の方にはオススメのヘアカラーです。
色の明るさ(レベル)は9トーンくらいなので、ギリギリ職場でもOKかも?
これぞ外国人風カラーと言わんばかりのアッシュグレージュ。
ベースが明るい方は一回のヘアカラーでここまで綺麗なグレージュになります。
ブリーチなしでもできるので傷めずに理想の髪色になります。
ゆるく巻いても可愛いヘアスタイルです。
光に透かしたらもう最高です♡
ここまでがブリーチなしで明るくできる限界の領域になってきます。
レベルでいうと12~14レベル、一般的にハイトーンと呼ばれる明るさですね。
その色の完成度は高く、ものすごく透き通った綺麗な色味を感じる事ができます。
こちらはハイライトも入っていて、立体的な仕上がりとなっております。
巻き髪との相性は抜群ですね。
こちらもハイライトが入り、外国人風の仕上がりに。
ここまでブリーチなしのアッシュカラーをご紹介してきましたが、より明るい15~17レベルを見てみましょう。
こちらは、ブリーチ必須のカラーです。
どうでしょう?
高校生の夏休みを思い出しますね。
もう誰がみても“金髪“です。
人に与える印象としても、やはり初見さんには “派手“ “パツキン“ “バンドマン?“ “ヤンキー?“ などといったワードが出てくる事も視野に入れておきましょう。
しかし、うまく使えばたちまちオシャレに変身!
いきなり完全にブリーチするのに抵抗がある方は、まずは【グラデーションカラー】【インナーカラー】【メッシュ】といった、前頭ではなく一部の髪だけをブリーチするデザインカラーと組み合わせるのがおすすめです。
いくつかご紹介していきましょう!
こちらはかなり明度差をつけたスタイル。街で目を引く事間違いなし!色が抜けたら違う色を毛先に入れるのも楽しみの1つですね。
こういったビビットな色は1度ブリーチをする必要があります。
薄いパープルをのせることで黄色味を飛ばしています。
耳にかけた時に出現するインナーカラー。
単色でみると派手ですが、チラ見せ効果はオシャレ度満点です。
いわゆる“白っぽい“というやつですね。
この領域に達するには、ブリーチを数回する事を覚悟していてください。
1回ではまず無理でしょう。
ノーダメージで染めることは難しく、その代償は大きいかと。
しかし1度はしてみたいホワイトカラー。
もし機会があればチャレンジしてみてください。
言葉はいりませんね。綺麗です。
THE 白。
機会があれば是非。
もしその時は事前に「白までを考えてる」と予約の際にお伝えください。心の準備をするので(笑)
髪色の明るさを表わすレベル。
レベルによって人に与える印象は様々。
大事なのは【自分がどうなりたいか】。言い換えると【自分をどう見せたいか】で【適正レベル】というものは変わってきます。
僕たち美容師は“髪のプロ“。
“柔らかい雰囲気で“
“暗めだけどいい感じで“
“大人っぽくしたい“
“斬新なやつ“
“好印象なイメージ“
そんな感じでOKです。
あなたの【ライフスタイル】に合った【あなただけのヘアカラー】をご提案します。
信頼できる美容師さんにぜひ相談してみて下さいね。
必ず希望の透明感アッシュカラーが見つかるInstagramはこちら。
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藤田 和彦