松岡騎士
2025/04/22
横浜の大倉山で美容師をしているナイトです。
「パーマが思っていたより強くかかりすぎた」
「パーマのスタイリングが大変だからやめたい」
「パーマが似合わないからストレートヘアに戻したい」
など、パーマを落としたくなった経験はありませんか?
一度かけたパーマでも、髪の状態や方法によってはストレートに戻すことが可能です。
この記事では、パーマを落としたいときに知っておきたい基本の知識と、美容院でできるパーマ落としの種類や選び方を詳しく解説します。
自分でパーマをゆるめたいときの対処法もご紹介するので、パーマを落とす方法がないかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
「パーマ落とし」は正式な施術名ではなく、パーマを取るための方法全般を指します。一般的には、美容院で薬剤を使ってパーマを落とす方法を指すことが多いです。
パーマは薬剤で髪の内部構造を変化させるため、完全にもとの状態に戻すことはできません。しかし美容院での施術やケアによって、見た目をストレートに整えることは可能です。
引用元:カラパレ
パーマ落としは以下のような人に特におすすめです。
パーマをかけてみたけれど「クルクルになりすぎてしまった」「カールが強くてスタイリングが大変」など、強くかかりすぎたパーマにお悩みの方もいるでしょう。
特に髪が細くやわらかい方は、想定以上にウェーブが強く出てしまうことも。そんなときは、プロの手を借りて適切な方法で落とすのが安心です。
ライフスタイルや気分の変化で「ストレートに戻したい」「パーマが似合わない」と思うこともありますよね。
就活や転職で落ち着いた髪型にしたいときや、環境が変わってイメージチェンジしたいときは、パーマを落としてナチュラルなストレートヘアにするのも◎。
パーマは2~3か月で徐々にカールが取れてスタイルが崩れてきます。中途半端にウェーブが残った取れかけのパーマは扱いづらく、スタイリングが難しくなります。
パーマのかけ直しをせずにストレートに戻したい場合は、パーマを落としてきれいに整えるとよいでしょう。
▼パーマをかけ直したい方はこちらもチェック!
パーマを落としたいときは、美容院で相談するのがおすすめです。髪の状態やかけたパーマの種類、希望の仕上がりによって、ダメージを最小限に抑えながら最適な施術を提案してくれます。
ここでは美容院でできるパーマを落とす方法について、それぞれの特徴や向いている人を詳しくご紹介します。
強くかかりすぎたパーマをゆるめたいときは、弱めのパーマ液を使用してカールを伸ばす方法があります。薬剤によって髪内部の結合を離して伸ばし、再結合することで強くかかりすぎたパーマを落とすことができます。
ダメージを最小限に抑えながら、ナチュラルなストレートヘアにしたい方におすすめです。今後またパーマをかける予定がある方にも◎。
パーマをかけた髪をストレートに戻したい、クセを整えたい方にはストレートパーマがおすすめです。ボリュームを抑えながら自然なストレートヘアに仕上がります。
強くかかりすぎたパーマを完全にまっすぐにするには縮毛矯正をかけます。地毛のクセやうねりを改善したい方にもおすすめです。
一度縮毛矯正をかけた髪は長期間ストレートを維持できるので、今後もストレートヘアを楽しみたい方に向いています。
ただし髪に負担がかかるので、髪の状態や希望の仕上がりにあわせて、美容師さんと相談して決めましょう。
中途半端に毛先に残ったパーマを落としたい、とれかけのパーマを整えたいときにはカットで整える方法もあります。
薬剤によるダメージがなく、ボリュームや長さを整えられるので、自然で扱いやすい髪に仕上がります。
パーマを物理的に落とすことはできないものの、トリートメントでまとまりをよくして扱いやすくすることは可能です。完全にストレートにならなくても、髪を傷めずにまとまり感を出したい方にはおすすめです。
美容院によってはストレートパーマや縮毛矯正とトリートメントを組み合わせて、パーマ落としをすることもあります。
▼美容院のトリートメントが気になった方はこちらもチェック!
ここでは実際に縮毛矯正でパーマ落としをされたお客様の事例をご紹介します。
もともとクセもあり、毛先に残ったパーマでまとまりづらくなっている状態。しっかりストレートにしたいとのことで、縮毛矯正をかけました。
毛先までしっかりストレートになり、扱いやすい髪に仕上がりました。
パーマを落としたいときは美容院で相談するのが理想ですが、すぐに行けないこともありますよね。そんなときに、自宅でできるパーマをゆるめる対処法をご紹介します。
完全にパーマを落とすことは難しくても、扱いやすく落ち着いた印象に整えることができるので、ぜひ参考にしてください。
パーマをかけたばかりの髪は、まだウェーブがしっかり定着しておらず、不安定な状態です。そのため、通常は施術当日のシャンプーは控えることをおすすめしています。洗髪によってパーマが落ちやすくなり、もちも悪くなってしまいます。
一方、パーマが思ったよりも強くかかりすぎた場合は、あえて当日にシャンプーをするのもひとつの方法です。また、普段のシャンプーの回数を増やすことで、ウェーブが少しずつゆるみ、自然に落ち着いていくこともあります。
とはいえ、シャンプーのしすぎは髪や頭皮に負担をかけ、ダメージや乾燥の原因にもなります。パーマは落ちやすくなりますが、そのぶん髪のコンディションを損なってしまうこともあるため、多くても1日2回までにしましょう。
パーマが強くかかりすぎたと感じる場合は、髪が濡れている状態で手ぐしやブラシでまっすぐに伸ばしながら乾かすことで、ウェーブを少しずつゆるめることができます。この方法は毎日のブローの中で手軽に取り入れられ、髪への負担も比較的少ないのがポイントです。
ただし、強く引っぱりすぎると髪にダメージを与えてしまうので、やさしく丁寧にブローしてください。無理なく自然な力で整えることで、扱いやすくきれいに仕上がります。さらに、仕上げに冷風を当てると髪の形がキープされやすくなり、スタイルが長持ちします。
パーマを物理的にゆるめることはできませんが、保湿力の高いトリートメントを使うと、髪がまとまり扱いやすくなります。ボリュームが出すぎて広がってしまうタイプのパーマには、特に有効な方法です。
シャンプー後に軽く水気を切り、保湿力の高い重ためのトリートメントを髪全体に塗布します。その後、粗めのコームでやさしくとかしながら、トリートメントをムラなく全体に行き渡らせましょう。
数分間放置してからしっかり洗い流すと、髪の内部までうるおいが浸透し、ボリュームが抑えられた自然な仕上がりになります。週に2~3回、集中ケアとして使うのがおすすめです。
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パーマをかけたばかりの髪はウェーブが強すぎたり、思った仕上がりと違って見えたりすることもあります。しかし1~2週間ほど経つと、髪がなじんで自然なカール感に落ち着くことも少なくありません。
そのためすぐにパーマを落とそうとせず、しばらく様子を見ることも大切です。スタイリングで調整しながら過ごすうちに、ちょうどいい状態になることもあります。
また、パーマをかけた後に美容師さんに適切なスタイリング方法を教えてもらうと、自分でもきれいなスタイルを再現しやすくおすすめです。
引用元:カラパレ
最後にパーマを落とす方法についてよくある疑問にお答えします。
市販のストレートパーマ剤を使って、パーマをある程度ゆるめることは可能でしょう。ただし、仕上がりが不自然になったり、うまくいかなかったりするケースも少なくありません。
特にパーマをかけた髪は、すでに薬剤によってダメージを受けていてとてもデリケートな状態です。その上にさらに市販の強めの薬剤を使うことで、ハイダメージを負うリスクが高まります。
きれいにパーマを落としたい場合や髪のダメージが気になる方は、無理に市販品を使わず、美容院でプロに任せるのが安心です。
「パーマ落とし」という言葉の意味は、美容院によって異なります。パーマ液を使ってウェーブをゆるめる施術を指す場合もあれば、縮毛矯正でしっかりストレートにすることを「パーマ落とし」としていることもあります。
明確な定義があるわけではないため、理想の仕上がりを美容師さんに相談して最適な施術を受けましょう。予約時に迷う場合は、美容院に問い合わせて相談するのもおすすめです。
毛先のパーマだけを残したい場合は、美容院で部分的にパーマを落とすことが可能です。
たとえば、根元や中間部分のボリュームや強いウェーブを落としつつ、毛先のカール感は残すように、薬剤の強さや塗布する範囲を調整して施術します。薬剤を使い分けることで、動きを活かしながらもまとまりのある自然なスタイルに仕上げることができます。
希望のスタイルがある場合は、イメージ画像などを用意して、美容師さんに具体的に相談するとスムーズです。
引用元:カラパレ
パーマを落としたいときは、まず髪の状態と適切な施術法を見極めることが大切です。自己判断で対処するとかえって髪が傷むこともあるので、気軽に美容師さんに相談してくださいね。
あなたにぴったりのパーマを落とす方法を見つけ、理想のヘアスタイルを手に入れてください。
kensei美容室
松岡騎士