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市販のカラー剤はダメなのか?

木村直人

木村直人

2016/05/22

airの木村です。

明日からロードトゥヘブンです。

何を言ってるのかわかりませんがまぁ、そういう状態という事です。

意味がわかりませんね。

さて、よく話題に上る話に…

「市販のカラー剤どうなんですか?」

というのがあります。

私も顧客ヘアカラー比率「90%超」の(勝手に)ヘアカラースペシャリストを自負しております。

この話題に関しては死活問題と言えるでしょうが切り込んでみたいと思います。

結論から言いましょう。

「別にダメじゃない」

です。

厳密にいうと…

「こだわらないなら市販のヘアカラーでも充分」

とも言えるでしょう。

ざーっくりわかりやすく説明します(難しく言わないよ)と…

市販のカラーは……

「誰でも染まるから市販できる」

わけです。

そう。染まるんです。

しかも発色度は高いです(綺麗に色がでる)

が、しかし…

デメリットもあります。

誰でも染まる=パワーはMAX。

とお考えください。

想像できますか?

世の中には「強い毛の人、弱い毛の人、色が出やすい人、出にくい人」

髪質は千差万別なわけです。

が、市販のカラーは染まる。

ということは……

「髪質を無視して染める力を持っている」

ということです。

すなわち…

ダメージも出やすければ、落ちやすい。

と言えるでしょう。

美容室というものは……

こんなにもあるカラー剤の中から…

「その人の髪のコンディションに合わせて色を選択します」

なので…

「ダメージのある人には弱いカラー剤を。」

「色が出にくい箇所がある方にはそれ相応のパワーをコントロールしたカラー剤を。」

選んで使っているわけです。

その辺が違いなわけですね。

後、我々はプロのわけなので……

「至高の芸」

こんな感じにテクニック的に精進したりします。

やり方は……

「ワンタッチへのこだわり」

こんな感じに市販のものと同様のやり方をセレクトする場合もありますが…

「状態を見抜きそれにあった手法を用いる選択」

をしているわけなんですね。

なので…

逆を言うと…

「髪の状態的に問題がない場合は市販のカラー剤でも別に構わない」

「染まりの秀逸さに(テクニック的な)こだわらない場合は市販のカラー剤でも構わない」

と言えるでしょう。

該当する方は是非チャレンジしてみてもよいかと思います。

ダメだったら直せばよいのです。

そこで我々の仕事。

ということにもなりましょう。

市販のカラー剤も内容はどんどん良くなっているようです。

塗り方も簡単にムラなく染まる様に考えられた形状のラインナップも(泡カラーなど)

個人的には…

「パルティ」(若い人向け)

とか結構好きですけどね。

「黒染め」

に関しては熟考した方がよいかもしれませんね。(ダークトーンカラー含む)

「黒染め」に関してもパワーは強烈です。

のちに明るくする可能性があるのであれば(なければ別にいいと思う)考えた方がよいかもしれませんね。

のちに明るくする際は「死のロード」が美容師を襲うでしょう。

ただ…

「値段(材料費しかかからない)と時間(自分の都合でいつでもできる)」

は本当に魅力的ですね。

該当する場合はトライしてみてもよいかもしれません。

そんなこんなで市販のヘアカラーに対する見解でした。

なんでこんな普通に勧めたりできるのか?

というと……

はっきり言って「自信」があるからですね。

「値段と時間」にはかえられないクオリティを提供していく。

という自負が。

その為に日々精進しているわけです。

選択するのは貴方です。

我々は…

「それでも選ばれる職業」

でなければいけません。

なので励んでいくのみですね。

「追記」

市販のカラーの肌トラブルに関しては多く報告が上がっている事項です。
自分でやる場合はできるだけ地肌を避けて塗る様にしましょう。

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木村直人

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air/LOVEST Director
「木村 直人」

髪を通じて女性の「像」を作り続ける事にこだわる、airが誇るユーティリティプレイヤー。

代表作「グラデーションカラー」をいち早く世に送り出し、ヘアカラーに対して常に斬新な価値観を持ち、新たな創作をし続ける。

ヘアカラープロデュース、パブリックシャンプープロデュース、LINEスタンプディレクション、ヴァーティカルメディア編集長、書籍出版(2013発売の著書はAmazonランキングビューティ部門1位獲得)と女性に対して「美」という視点からの仕掛けは止まる所を知らない。

また、ネットコンテンツではオンラインサロン「マルチバース」を主宰し(会員約500名)、業界内外問わず常に先を走る仕掛けをし、作り続けている。

個人で運営する「naotokimura.tokyo」は月間200万PV、年間で1000万人以上が閲覧するモンスターメディア。

常に先端のツールを使いこなし、結果に結びつける所から、講演、対談、自身の生き方に関しての取材が後を絶たず、業界を飛び越えた「社会」に対して、「美容の在り方を問う」アクションを続けている。
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取扱ブランド

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  • THROW Hairecare & travel set

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