スズキヨシオ
2023/10/30
赤みのない透明感のあるヘアカラーって素敵ですよね。現在では、外国人風カラーとしても人気があります。
しかし、カラーをしても毎回「赤くなってしまう」というお悩みがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、髪の赤みが強い理由や赤みを抑える方法について紹介します。
引用元:赤み抹殺!白髪を染めながら外国人風カラー
髪の赤みが気になる方がオーダーされるのは、画像のような【アッシュ】【グレージュ】【ベージュ】などの【寒色系カラー】が多いです。
そして、「すぐオレンジになってしまうんです」「赤みの強い髪が気になる」というお悩みをお持ちになってご来店します。
実際にお客様の状態をみると、「諦めるのはまだ早い!」という方が多いです。そのため、赤みの強い髪に対する解決方法を普段のサロンワークで施術やお話していることを中心にご説明します。
引用元:ダブルカラーで赤みのない外国人風カラー
髪の赤み強いのを解決するには、原因によってアプローチを変えるのがよいでしょう。
・自毛の赤みがもともと強い
・過去に暗めや赤系のカラー(黒染めも含む)をしていた
大きく分けてこの2つが原因のパターンが多いです。
他には、希望のヘアカラーの写真が「光で飛ばしすぎ」「加工が強すぎる」などで現実的な色の範囲を超えているパターンもあります。ただし、この場合はブリーチを繰り返せば実現できる場合もあります。
以下の写真で、光が当たっている部分と当たっていない部分では色が違うと思いませんか?
そこで今回は、自毛の赤みが強い方に向けて、私のオススメする解決方法をご紹介します。
引用元:赤みが出やすい髪質に合わせたヘアカラーレシピ
地毛の赤みが強い方は、ブラウンも含まれないような、アッシュ系やマット系の寒色系カラーを繰り返しましょう。
なぜブラウンも含まれないカラーがよいのかというと、ブラウンには基本的に赤みの成分が含まれているからです。
状況に応じて担当の美容師さんが適切な薬剤を選んでくれると思いますが、カラー剤の1つであるスロウは、「究極のアッシュ」がコンセプトなだけあってブラウンからも赤みを極力排除されているのでおすすめです。
髪質によってはブリーチなどを必要とする可能性もありますが、基本的にはカラーで定期的に染めることをオススメします。
実際に先ほどおすすめしたカラーを1回・2回・3回と施術したイメージはこちらです。
※画像は加工で彩度を調整したもので、イメージです。
画像はイメージですが、このように徐々に赤みが少なくなっていきます。繰り返しカラーすると、色が落ちた状態でも赤みが抑えられます。
また、染める前から赤みが少なければ消し去るのは簡単です。色落ちした髪が希望の色に近ければ近いほど、色落ちしても気にならないでしょう。
▼先ほどご紹介したスロウの詳細はこちらです
髪の赤みが強くて悩んでいる場合は、美容師さんへのオーダー方法も迷うのではないでしょうか?
実際にオーダーするのは簡単です。明るさだけ「今くらいの明るさがいい」とか「少し落ち着けたい」など伝えて、あとは「できるだけ赤みを消したいです」で大丈夫ですよ。
美容師さんが髪の状態にあわせて、いい感じにプランを提案してくれるはずです!
今まで赤みが取れなかったという方は、1度のヘアカラーで諦めたり、お店を転々としたりしていませんか?
赤みを取るには同じカラーを繰り返すのが重要です。1度のヘアカラーで赤みが取りきれなくても、信じて同じ美容室で継続してみましょう。
今回ご紹介したように、ヘアカラーは継続がとても大切です。
仕上がりの状態がキレイなのはもちろん、色落ちしたあと、次のヘアカラーの土台を作るという考えで施術しています。
頻繁とにカラーチェンジをするよりも、メンテナンス中心で色の路線を絞った方が確実にカラーのクオリティーはあがるでしょう。
とはいえ、ヘアカラーを気分でガラッと変えて楽しみたい時もあるでしょう。そのような場合は、美容師さんと相談してくださいね。
いつも僕達のような美容師は、誰もが思っている「可愛い」「キレイ」「オシャレ」「素敵」などの「なりたい」をプロとして現実に落とし込むのが仕事です。
まずは、なりたい自分を美容師へお伝えください。そして一緒に素敵なヘアスタイルをつくりましょう!