

松岡騎士
2025/10/30
横浜の大倉山で美容師をしているナイトです。
就活の準備を進める中で、多くの人が悩むのが髪色。
「黒染めしないとダメ?」「どこまで明るくてもOK?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
実は、就活で求められるのは完全な黒髪ではなく、清潔感のある自然な髪色です。
この記事では、美容のプロ目線で印象がよく見える髪色のトーンやおすすめの髪色を詳しく解説します。
就活準備をしたい方や就活中の髪色に迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

引用元:カラパレ
就活中の髪色は、派手すぎず落ち着いた暗髪が基本です。
企業が面接で見ているのは、髪色そのものよりも清潔感や誠実さ、第一印象。黒髪であるかどうかではなく、全体の印象が整っているかが重視されます。
とはいえ、極端に明るいカラーや赤み・黄みの強い色味は避けたほうが無難です。自然光の下でも6〜7トーン以下の黒髪~暗めの茶髪であれば、どの業界にも対応しやすく、好印象を与えられるでしょう。
就活での髪色を決めるときは、トーンを目安に考えるのがわかりやすいでしょう。

トーンとは髪の明るさを数値で表したもので、数字が大きいほど明るく、小さいほど暗い色味を指します。
▼トーンについて詳しく知りたい方はこちらもチェック!
一般的に、就活で好印象を与えやすいのは5〜7トーン程度。この範囲なら黒髪のきちんと感を保ちつつ、自然なやわらかさや透明感を演出できます。
以下では、トーンごとの印象を紹介します。

多くの日本人の地毛に近い、自然な黒髪トーン。
誠実で落ち着いた印象を与えたい方、堅実な職種を志望している方におすすめです。面接時に清潔感や信頼感を強調したいときにもぴったり。

室内ではほぼ黒髪に見えますが、光に当たると自然なブラウンが感じられるトーン。暗めでも重たく見えにくく、柔らかく清潔感のある印象に仕上がります。
黒染めのように沈まず、ナチュラルなツヤを残したい方におすすめです。

ナチュラルなダークブラウンで、暗髪の中でも少しこなれ感のあるトーン。暗すぎず明るすぎないバランスで、面接でも違和感のない自然な透明感を演出できます。
アパレルや美容系など、少し明るめでも清潔感が求められる業界にもマッチします。

「就活が始まる前にセルフで黒染めをしよう」と考える方も多いかもしれません。
しかし、市販の黒染め用のヘアカラー剤には、誰でもしっかり黒く染まるように非常に濃い染料が使われているため、思った以上に暗くなってしまうことがあります。
その結果、色ムラが出たり、暗すぎて不自然な印象になったりすることも。さらに、市販の黒染めで染めた黒髪は、その後のカラーが入りにくくなり、就活が終わったあとに好きな髪色に戻しづらいというデメリットもあります。
就活には髪色だけでなく、清潔感と仕上がりの美しさも重要です。自然でツヤのある暗髪にするためには、美容院でプロに染めてもらうことをおすすめします。
美容院なら、光に当たったときの見え方や次の髪色まで考慮した染め方など、細かい相談も可能です。
自分の髪質やもとの髪色に合わせてカラー剤を選んでもらえるため、就活仕様でも重たく見えない、上品でナチュラルな印象を目指せます。
▼セルフでの黒染めをおすすめしない理由はこちらもチェック!
就活が終わったあとに好きな髪色を楽しみたい場合は、黒染めではなくナチュラルな暗髪がおすすめです。
ここでは、就活にもおすすめの黒髪風のナチュラルな髪色をご紹介します。

引用元:カラパレ
深みのある黒の中に青みをほんのり感じるカラー。黒髪に近い印象ながら、透明感とツヤ感が出やすいのが特徴です。
オフィスの照明下では黒く見え、自然光ではほのかに青みが透けてやわらかい雰囲気に。重く見えがちな黒髪を上品に仕上げたい方におすすめです。
▼ブルーブラックが気になった方はこちらもチェック!

引用元:カラパレ
グレーとベージュを掛け合わせたカラーで、くすみ感のある落ち着いた暗髪。黄みや赤みを抑えながら、光に透けるとほんのりやわらかい印象になります。
就活中でも地味になりすぎず、ナチュラルで垢抜けた印象を演出できる人気カラーです。髪質を軽く見せたい方や、透明感を重視したい方にもぴったり。
▼ダークグレージュが気になった方はこちらもチェック!

引用元:カラパレ
就活の定番ともいえる自然なブラウン。黒髪ほど重たく見えず、どの業界にも対応しやすい万能カラーです。
トーンを6〜7レベル程度にすれば、清潔感を保ちながらやわらかい印象に。面接や証明写真でも好印象を与えやすく、初めて暗髪に挑戦する方にもおすすめです。
▼ダークブラウンが気になった方はこちらもチェック!

就活では、髪色だけでなく全体の清潔感や身だしなみのバランスも第一印象を大きく左右します。
ここでは、面接官に好印象を与えるために意識したいポイントをご紹介します。
どんなに髪色がきれいでも、髪型が乱れていると清潔感が半減してしまいます。前髪は目にかからないように整え、後れ毛やハネが出ないようスタイリングしましょう。
ロングヘアの場合は、低めの位置でひとつ結びやシニヨンにまとめると上品な印象に。ショート・ボブの方は、毛先を内側に入れてまとまりを意識しましょう。
また、パサつきや色落ちが目立つと清潔感のない印象に見えてしまうため、日頃のヘアケアを丁寧におこなうことも大切です。
▼パサつきを抑えるヘアケアはこちらもチェック!
就活メイクの基本は、清潔感と健康的な血色感。ベースはツヤを抑えたセミマット仕上げにし、眉はナチュラルなアーチ型で整えるのがおすすめです。
リップやチークは、ピンクベージュやコーラル系でやさしい印象に。派手なカラーやラメは控えめにして、面接時でも自然に見えるバランスを意識しましょう。

最後に、就活の髪色についてよくある疑問にお答えします。
履歴書の写真と、面接時の髪色に大きな差があると印象が変わってしまうため、揃えたほうが無難です。
履歴書の写真を撮る前に、あらかじめ就活用の髪色(5〜7トーン程度の暗髪)に整えておくと安心です。書類選考でも誠実で落ち着いた印象を与えやすくなります。
可能です。ただし、ハイトーンからのトーンダウンは難易度が高いので、美容院でプロにまかせるのが安心です。
担当の美容師さんに相談し、ブルーブラックやダークグレージュなどの寒色系カラーでトーンを落とすと、自然な暗髪に仕上がります。
▼ハイトーンから暗髪にしたい方はこちらもチェック!
就活中に髪色が退色して明るくなってきたときは、できるだけ美容院で染め直すのがおすすめです。特に明るい髪色やブリーチをしていた場合、色落ちが早く、明るくなりやすい傾向があります。
また、色持ちを良くするために、カラーシャンプーや色落ちを防ぐヘアケアを取り入れることも大切です。
▼色落ちを防ぐヘアケアはこちらもチェック!

就活では、髪色ひとつでも印象が大きく変わります。暗すぎず明るすぎない5〜7トーン程度の自然な暗髪なら、清潔感と誠実さを両立でき、面接でも好印象を与えやすいでしょう。
また、単に黒くするのではなく、自分の髪質やなりたい印象に合わせてトーンを調整することが大切です。美容院でプロに相談すれば、重たく見えない就活向けの暗髪カラーを提案してもらえます。
髪色を整えることは、就活に向けて第一印象を磨く準備のひとつです。あなたらしい誠実さが伝わるスタイルで、自信を持って面接に臨んでくださいね。
▼入社式の髪色を知りたい方はこちらもチェック!

kensei美容室
松岡騎士
